DTM

有名DTMスクール、Sleepfreaksで紹介されていたスピーカーについて

最近youtubeのオススメ動画で流れていたこちらの記事を参考に実際のところどうなのかを私の感想諸々お伝え致します。

私自身、元々機材を販売していた経緯もあり、これらのスピーカーのお問合せをよく受けていました。個人的な見解も踏まえて良さを伝えたいなと思います。

ランキング1位:YAMAHA MSP5 Studio

オススメポイント

第一位に輝いていたのは超ド定番!YAMAHA MSP5 Studioです。

Sony MDR-CD900STと同じく【とりあえずこれ買っておけば間違いない】と言われるくらい日本ではメジャーなスピーカーです。

昔Cubaseのセミナーで講師の方が「いい意味で悪い音がする」、「このスピーカーでミックスできる人はすごくできる人」と言っていました。

このスピーカーの持ち味を一言で表すなら「最強のリファレンスモニター(基準となる音を再生してくれるスピーカー)」だと言うことです。

めっちゃ頑張ってミックス出来たぞ!と意気込んでも、再生環境が違うとあれ?こんなはずではなかった。と言う経験が誰しもあるかと思います。MSP5 Studioはその誤差を減らすため、不特定多数が聞く音を忠実に再現しているスピーカーなんです。

個人的に最強なのはメインモニターとこのMSP5 Studioのセットで聴ける環境が一番いいのではないかと思います。正直ここまで味付けのないスピーカーはMSP5以外にはありません。

ランキング2位:YAMAHA HS5

オススメポイント

2位も超ど定番、YAMAHA HS5です。
MSP5と違いこちらは少しオーディオスピーカーっぽいサウンドです。
生楽器主体のサウンドでボーカルが際立つため、J-POP、J-Rockのサウンド製作にもってこいです。
何と言っても音にメリハリがあり、この価格帯にしては定位がしっかりしているため安定したミックスに仕上げやすいという特徴があります。
5インチサイズは小さなスタジオで鳴っているようなサウンドのため、もう少しアンビエンスが聞いたようなサウンド(オーケストラ)なんかはHS7辺りを選ぶといいでしょう。

ランキング3位:Mackie CR-3

オススメポイント

3位に輝いたのはコスパ最強のモニタースピーカー「Mackie CR-3」(現在は後継機のCR3-X )。

ペア販売で14,000円程ととってもリーズナブル。とりあえず憧れのDTM環境を整えたい!と言う人にはちょい足しできるくらいの価格なのでちょうどいい感じです。

ボディが非常に軽いので「共振」に弱く、そのまま置いてしまうと低域がモコモコになってサウンドが台無しになってしまうので、スピーカースタンドかインシュレーターを使って抑えてあげましょう。それだけでかなり変わります!

ランキング4位:IK Multimedia iLoud Micro Moniter

オススメポイント

小型でもパワフルなサウンド、それがiLoud Micro Moniter。
1ペア40,000円くらいと、かなり攻めた金額ですが、省スペースがメインとなる日本の住宅環境に非常にマッチしたスピーカーです。
Bluetoothスピーカーとしても使える、設置が楽。更に背面にモニターコントロールのツマミが3つあり、バランスの良いモニター環境を手軽に作ることができます。
私個人の意見としては、40,000円くらいまででいいスピーカーが欲しいとなったら迷わずコレをオススメしたいです。1、2を争うくらい全体のバランスがいい。

ランキング5位:Adam Audio A7X

オススメポイント

5位はまさかのAdam Audio。急に価格が跳ね上がります。(おそらくペアで15万円程度)。

このクラスのモニタースピーカーからは、サウンドの次元が変わります。

Adam A7Xは低価格帯とは比べ物にならないくらいバツグンな【定位】の良さがあります。音全体が立体的に聴こえるため、ミックスが非常にやりやすいのが特徴です。

このメーカー独自のリボンツイーターは、人間が聴こえない50kHzまで再生することができ、重厚感あるローを出しつつもクッキリとした高音が鳴ります。

最近ではこの一つ下のモデル、Tシリーズも人気が高まっています。40,000円程度でペア購入できるT5Vは非常に高いクオリティを持っているので予算が足りない人はそっちに行ってもいいかもしれません。

 

Sleepfreaksさん非常に参考になる動画ありがとうございます。

このランキングで紹介されているモニタースピーカーはどれを選んでもハズレなし!でも理想は自分の音楽に合うモニタースピーカーかどうかを生で体感してから購入した方がいいと思います。関西、関東圏内の方だったら恐らく楽器屋に置いている可能性が高いものばかりなので一度足を運んでみてもいいかもしれません。

ABOUT ME
otomane
Cubaseを18歳から始める。現在使用歴15年。一児のパパ。 音楽で食べていく事を夢見つつ、20代はフリーターをしながら作曲活動をしていました。その時に感じたお金に関する悩みや改善点、得た知識を発信していきたいと思いオトマネを開設しました。 これから音楽で生活したいと考える方の助けになる情報を発信していきます。