今回はそんな質問にお答えします。
DTM(デスクトップミュージック)に必要なもの
初期投資はこれだけ欲しい!
- パソコン代(最低でも10万円以上)
- 作曲ソフト(以下DAW)
- MIDIキーボード(パッド)
- ヘッドフォン、スピーカー
- オーディオインターフェース
基本としてこのセットは欲しいですが、最低でもDAWさえあれば不便さを感じながらもDTMをすることは可能です。(有料DAWは10,000円程度で購入も可能)
一気に揃えてもよし!コツコツと一つずつ買い足していくもよし!やり方は自由です。
私も最初の頃はスペックの低いビジネスPCとCubaseのみを買って始めたので問題はありません。
パソコンについて
【2021年版】DTMで使用するパソコン選び〜スペックや種類について〜
パソコンについては以前にも触れましたので省略します。詳しくはコチラから
各種機材について
1:作曲ソフト(DAW)
DAWとは(Digital Audio Workstation)の略でいわゆる音楽製作をするメインのソフトです。基本的にこのソフトを中心に製作していきます。
日本で使われている代表的なソフト
- Steinberg Cubase
- Avid Protools
- Apple Logic Pro(Garage band)
- Presonus Studio one
- image line FL Studio
- MOTU Digital Performer
- Ableton Live
現状日本でユーザーがいるのはこの辺りでしょうか。最近は無料で使えるDAWも増えてきましたが、現状ユーザー層が厚いのは上記の有料ソフトとなります。
2:オーディオインターフェース
オーディオインターフェースとは「PCと外部機器を接続する」ために必要な機材です。
基本的にマイクやギター等の入力、ヘッドフォンやスピーカーといった出力は全てこのオーディオインターフェースを経由して送受信されます。
オーディオインターフェースって本当に必要?
DTMを始めたい!と言う人にとっては一番謎に包まれているこの機材。本当にいるの?と言う相談を良く聞きます。
結論から言います。
これ。超重要機材です。
実はオーディオインターフェースの基本的な機能は名前を変えてパソコンに標準で搭載されているんです。(オーディオデバイス)
ですがPCは色々な複合機材です。画像を処理したりソフトを立ち上げたり、スムーズな動作をするために色々頑張ってくれています。ここに音楽ソフトが加わるとどうなるか。
音が遅れたり、途切れたり、ずっと鳴りっぱなしになったり、最悪処理落ちしてしまいます。
オーディオインターフェースはPCのオーディオ関連の負担を和らげる目的があります。
また、ギターやマイク等の録音では、ノイズを減らし、クリアなサウンドで録音する事が可能に鳴ります。
高額なオーディオインターフェースになれば再生される音すらとてもクリアに処理をしてくれるようになるのです。
いい曲を作るにはまずいい音を聴ける環境を用意する。
オーディオインターフェースはそのいい音を作るための最初の一歩でもあります。
3:MIDIキーボード
MIDIキーボードはいわゆる「パソコンのキーボード」のような存在です。
これ単体では音は鳴りません。MIDIという情報をPCに送る事でPC内部のサウンドをリアルタイムで再生する事ができるようになります。
種類としては
- 「ミニ鍵盤タイプ」
- 「通常キーボードサイズ」
- 「ピアノタッチ鍵盤」
があります。
私は省スペース化を目指す、簡単に打ち込みしたいなら「ミニ鍵盤タイプ」、ちょっとキーボードで演奏もしたいなら「通常キーボードサイズ」、ピアノソロやクラシックの場合は「ピアノタッチ鍵盤」をオススメしています。
コントローラーがついたタイプはどうなの?
上の画像のようにツマミやコントロールがついたタイプですが、初心者にはオススメしません。
MIDIコントロールがついたキーボードをオススメしない理由
- 設定が難しい
- 実際に使用する事が少ない
- PCのキーボード操作である程度カバー可能
中〜上級者向けと言う事を覚えておきましょう。
パッドタイプのMIDIコントローラーについて
MIDI Padコントローラーは鍵盤がタッチ式のパッドになったものです。主にドラムの打ち込みに使います。
キーボードとの違いは各パッドの配置が近いため複雑なビートもリアルタイムで打ち込めるようになります。
主にEDM(エレクトロダンスミュージック)系の楽曲製作に置いて使いやすいです。
(因みに私はパッドを使いません。ここは好みです。)
4:ヘッドフォン、モニタースピーカー
基本的にオーディオインターフェースを使用するとPC内臓のスピーカーからは音が再生されません。全てオーディオインターフェースを経由して音が流れてきます。
音を聞くときはヘッドフォン、またはモニタースピーカーが必要となります。
購入するときはモニターヘッドフォン、モニタースピーカーと呼ばれるタイプを購入しよう!
通常のオーディオヘッドフォン、オーディオスピーカーは音が綺麗に聴こえるように作られているため環境が変わった時のギャップが大きくなってしまう。
ヘッドフォン、スピーカーの用途の違い
- ヘッドフォン:細かい音の調整をしたい時、リスニングに集中したい時に使用
- スピーカー:全体のバランス、定位を確認するときに使用
ヘッドフォンは夜中でも集中して作業ができる反面、長時間の使用をすると耳が疲れてしまいます。集中力が切れたら一度休憩を挟む事をオススメします。
反対にモニタースピーカーはヘッドフォンと比べて耳への負担が少ないという利点があります。また、聴き疲れをしにくいのと全体のバランスをしっかりと聴けるので安定したクオリティのミックスを維持できます。
まずは無料で使えるDAWソフトもありますのでそこから初めてみるのもOK!
とりあえず使ってみる事から初めてみよう!