これからお話するのはトラックメイク(主にインスト、ビートメイク)をメインに制作したい方向けの機材を紹介していきます。
どんな方にオススメかと言うと、ヒップホップやEDM(エレクトロダンスミュージック)全般の方。あとはDJで自分のオリジナルを回したい人です。
【トラックメイクに適した主要メーカー】
Ableton
AKAI
NativeInstruments
【トラックメイクをするために必要な機能】
録音、サンプリング(サンプラー)
ステップシーケンサー
パフォーマンス用の機能(Session,SEANE)
【サンプラーとは】
ここでお話するサンプラーとは、主に音源の加工(発音タイミング等の変更が可能)ができ、打ち込みができるものを指します。
【ステップシーケンサーとは】
Roland TR-8S
ステップシーケンサーとは、MIDI制御で登録したタイミングにあわせて自動演奏してくれるものです。例えばこのRoland TR-8Sというハードウェアは、そのステップシーケンサーを使ってリズムトラックを作ります。
動画を見ると、下の16個のパッドが光ってるものと消えているものがあります。
基本的には一つのパッドが1小節(16分音符)でくぎられていて、この点灯しているタイミングで音を出しています。
基本的にずれることがないので、案外適当に打ち込んでも面白いリズムが作れたりします。
ステップシーケンサーはドラムマシン等、機械的なリズムを打ち込む時はとてつもなく作業効率が上がりますので気になった方は調べてみるといいでしょう。
【パフォーマンス用のマルチパターン作成】
これは、各メーカーによって呼び名が異なります。
Abletonならセッションビュー、Native InstrumentsはIdea view、MPCならクリップラウンチ(※MPC LIVE以前のものはついていません)となっています。
どういったものかと言うと、
例えば再生中にキックだけ違うパターンに変えたり、楽器を瞬時にミュートしたり、即興性の高いパフォーマンスが可能になります。
後はいくつかフレーズを作っておいてどれが1番しっくりくるか、吟味するのもいいかもしれませんね。かなり使い勝手のいい機能になります。
【各メーカーの選び方】
Ableton live11
海外では絶大な人気を誇るDAWです。
オーディオインターフェースに付属で付いていたりしているので安価で始められますが、しっかり機材を揃えたいとなると予算設定が高めになるという特徴があります。
Ableton Liveを始めるなら専用コントローラー「Push2」がオススメです。
Push2はちょっとわかりづらいAbleton Liveの機能に素早くアクセスできる機能があるので画面を見ずに操作が可能です。1週間もあれば基本操作はマスターできるでしょう。
NATIVE INSTRUMENTS MASCHINE MKⅢ
live高いよと言う方はこのMASCHINEをオススメします。コストパフォーマンスはダントツで高いです。また、このMASCHINEは他社のDAWからプラグインとしても呼び出せるのが強い。
制作面に関してはLIVE11と遜色ないクオリティがあります。
MASCHINE MK3を買えば、25,800円のKOMPLETE SELECTと言う音源バンドルにオーディオインターフェース機能まで付いてくるのであとはヘッドホンさえ揃えればすぐに始められるためイチオシです。
使い方はこちらも簡単です。1.2回おしえて貰えればちょっとしたビートメイクも出来ちゃいますよ。
最近はPCいらず(スタンドアローン)で製作が出来るMaschine+というものが発売しました。
AKAI MPC LIVE2
30年ほどの歴史があるMPC。オススメはMPC LIVE2になります。
内臓スピーカーを搭載、PCいらずで製作が出来る定番の機材になります。
一つ下のMPC Oneという機種もありますので予算の都合に合わせて選んでもいいかと思います。
以上、トラックメイクにオススメの機材でした!