マイク

配信用機材選びの際知っておきたい知識〜マイクを知ろう〜

配信用の機材ってなに買えばいいの?

今回からこの配信機材について一つずつ順を追って説明させていただきます。

第一回はマイクについてです。

配信機材一覧

必ず必要なもの マイク
音質を上げるのに必要 オーディオインターフェース
用途に合わせて必要なもの キャプチャーボード、コンデンサーマイク、ビデオカメラ

配信には様々なジャンルがあり、それによって求められる機材が変わります。

例えば放送を見てくれているリスナーとしゃべるためにはマイクが必要になりますし、ゲーム実況系ならゲームの画面を取り込むためのキャプチャーボードいう機材が必要になります。

iPhoneやスマホを駆使すればWEBカメラ替わりにする事も可能ですし、そのまま配信もできます。ただやはり音質や画質をあげたいとなると上記の機材は必須と言えるでしょう。

配信用マイクの選び方

さて、配信用マイクの選び方ですが、まずはマイクについてお話します。

マイクの種類は主に2種類

  • ダイナミックマイク
  • コンデンサーマイク

と言うものがあります。(派生で真空管を使うタイプやリボンマイクと言うものがありますがここでは割愛します。)

ダイナミックマイク コンデンサーマイク
電源 不要(繋いだら音が出る) 専用電源(ファンタム必要)
耐久性 頑丈 壊れやすい
音圧(レベル)、感度 低め 高め
指向性 単一指向性 単一、双指向、全指向

ダイナミックマイクは構造としては非常にシンプルです。そのため耐久性、汎用性が高く、トラブルもおきにくいため初心者の方でも使いやすいです。繋ぐだけで電気が通るので後はGEIN(電圧を上げる)をすれば音量が上がります。

反対にコンデンサーマイクはダイヤフラム(磁石)とコンデンサー(電気を貯める素材)を使う事で音の振動を電圧に変換しています。前もって電気を貯めておかないといけないため+48V(通称ファンタム電源)と言うものが必要になります。

Q:じゃあコンデンサーマイクは電源買わないと使えないの?

A:はい。本来はコンデンサーマイクは電源を買わないと使えません。ただし最近はオーディオインターフェース、ミキサーに9割標準搭載されているのでよっぽど選択を間違えない限りは大丈夫です。

と言うわけで、生配信でコンデンサーマイクを使いたい時は「オーディオインターフェース」を一緒に買えばとりあえずは使用できるようになります。

(コンデンサーマイク、ダイナミックマイク)配信に使うならどっち?

正直どちらでも大丈夫です。あえて言うならコンデンサーマイクの方が感度(小さな音も聴こえるくらい音を収音する)が高いので自分の声をよりリアルにリスナーに届けることが可能です。また、マイクを少し離して収音する事もできるので配信中にチラチラとマイクを気にしなくてもよくなります。反対にダイナミックマイクは、感度が低いため口の近くまで持ってこないといけないのでちょっと煩わしく感じます。

ただしコンデンサーマイクは感度が良すぎるため、周りの環境ノイズもそれなりに拾ってしまいます。エアコンの音、外でのガヤガヤとした音も全て拾ってしまいますのでご注意を。そうした騒音問題に関しては、ダイナミックマイクの方が「狙った音だけを正確に録る」能力に長けているため空調や外の音が入りづらくなっています。ここは配信環境に合わせて選んで上げるといいでしょう。

USBで接続できるマイクもあるけど?

USBで接続できるマイク(USBマイク)と言うものも存在します。これは、オーディオインターフェースの機能とマイクが合体したものだと考えてください。

メリットとしては「とりあえず繋げばすぐに使える」と言うところです。

持ち運びにも便利ですし、結構価格を出せば非常にクリアな音で配信が可能です。

ただし「もっとクオリティをあげたい!」と感じた時にお払い箱になると言うデメリットがあります。その時はこのUSBマイクを売って機材を揃えた方がいいと思います。

 

次回は配信用のオーディオインターフェースについて説明していきます。

ABOUT ME
otomane
Cubaseを18歳から始める。現在使用歴15年。一児のパパ。 音楽で食べていく事を夢見つつ、20代はフリーターをしながら作曲活動をしていました。その時に感じたお金に関する悩みや改善点、得た知識を発信していきたいと思いオトマネを開設しました。 これから音楽で生活したいと考える方の助けになる情報を発信していきます。