今回はエフェクトの掛け方について説明していきます。
プラグインウインドウの開き方

画面赤枠どこからでもプラグインは掛けられます。ミキサー画面からは直接かけられますが、eマークは別枠でウインドウが開きます。

これがレイアウト画面になります。

まずはこの画面赤枠の使い方を覚えましょう。
エフェクトを掛ける方法(種類)
- インサートエフェクト
- センドエフェクト
インサートエフェクトは主にダイナミクス系(イコライザー、コンプレッサー)やアンプシミュレーター等、直接音を作り変えるタイプのエフェクトを差していきます。
基本的にエフェクターはここで立ち上げていきましょう。
(因みに上から順にエフェクトは掛かっていきますので立ち上げる順番で音が変わります。)
センドはどういった場合に使用するかというと、主にリバーブやディレイを掛けるときに使用します。
基本的にラックの上から順番にエフェクトが掛かっていきます。エフェクトを掛ける順番が違えば効果も変わってきますので注意。
SEND(センド)エフェクトのかけ方

トラックを追加→FXチャンネルトラックを追加します。
(ステレオで作りましょう)
Reverb、Delayを掛けるときの注意点

どの種類でも基本的な使い方は同じですが、FXチャンネルにかけたリバーブ、ディレイは必ずMIXというパラメータがあります。(またはDry-Wet)
このパラメータは必ず100%Wetにしておきましょう。
例えばお酒を水で割るときも、原液100%のお酒を注いでから水を混ぜていきますよね?水割り、ロックを水で更に割るようなことはしないはずです。
FXチャンネルに送った音というのは言わば原液100%のお酒と同じなのです。
この音を少しずつ原音に混ぜていきます。

FXチャンネルの準備ができたら掛けたいトラックのプラグインウインドウにもどりましょう。
画面右側、Sendsの中にあるNo Busという項目にある▽マークを押すと、先ほど作ったFXチャンネルの名前がでてきます。

これでFXチャンネルの音を混ぜることができるようになりました。後はほかの楽器と一緒に聴きながら値を調整していきましょう。
プリ/ポスト設定とは
Sendトラックにはプリ、ポストと呼ばれる設定があります。
yugo-music様引用
詳しく説明すると長くなるため引用させていただきました。
基本的にはポストフェーダーで行うため、プリフェーダーにはしなくても問題ありません。
応用編:サイドチェインの方法
サイドチェインとはある音をトリガー(スイッチ)にしてエフェクトを掛ける手法です。有名な使い方としてはドラムのキックをトリガーにしてベースにコンプレッサーを掛けるという使い方が多いのではないでしょうか。
やり方

まずはコンプレッサー画面の上にあるサイドチェインボタンをONにします。

次にトリガーとなるトラックのセンドを開きましょう。
先ほどのリバーブと同じように、▽ボタンを開くと中にcidechainの項目がでてきますので選択をします。
これでサイドチェインの設定が完了します。
ダンスミュージック等、低音をガンガン鳴らすジャンルは、キック、ベースの音量がとにかく大きいのでそのままだとクリップ割れを起こします。こうすることでキックのタイミングに合わせてベースのコンプレッサーが掛かるため、クリップ割れを防ぐことができますよ。