今回はCubaseに入っているドラム音源【Groove Agent SE】を使ったドラムサンプラーによる打ち込みを紹介していきます。
ドラムサンプラーって?
サンプラーは音声ファイル(MP3やWAV)といったファイルを読み込んでMIDI打ち込みができる機能の事を言います。例えばどこかから拾ってきた音ネタをサンプラーに入れるとキーボードやドラムパッドでその音を再生させる事が可能になります。
発音のタイミングや終わりも自由に設定できるため、可能性は無限です。
(昔流行っていた音MAD動画等はその最たる例ですね)
Groove Agent SEを使ってサンプルを再生させる。

Groove Agent SEを立ち上げました。通常であればこの後プリセットを選べばOKなのですが今回はこの16パッドに好きな音を入れていこうと思います。
Cubaseのメディアからループサンプルを呼び出す

実はCubaseには様々なループサンプルが最初から搭載されています。赤枠のメディアからループ&サンプルを選べばドラム、パーカッション、ギター、ベース、キーボード、シンセ等あらゆるサンプル音を使う事が可能になっています。
このメディア選択はCubase9頃から使えるようになっていますが、実はそれ以前のCubaseでもメディアベイと呼ばれるところに格納されています。より見えやすくなったという事ですね。
このアイコンが目印
ただ残念な事に私のPCは容量軽減のためループサンプルをインストールしていないため、仕方なくFL Studioにあったキックのサンプルを用意しました。

方法としては、ドラムパッドに音源をドラッグ&ドロップして貼り付けるだけです。
音を使いやすくする

パッドに音をアサインしたら次は【スタートポイント】と【エンドポイント】を決めてあげましょう。
録音したデータ等は無音の時間が混ざっていたりするのでそのまま使ってしまうと発音のタイミングがずれてしまいます。なので必ずこの二つは設定しておきましょう。
体験版のCubase AIでも使える機能
LEは流石に無理だと思いますが、Steinberg(YAMAHA)製のオーディオインターフェースに附属しているCubase AIでもこの機能は使えます。
ということは最悪体験版でもサンプルデータさえあればクオリティの高い楽曲制作が可能という事になります。
有料版からはGroove Agentを使わなくてもサンプラートラックというものがあるのですが、Groove Agentの方が複数のパッドにアサインできるためリズム帯の打ち込みをするなら断然こちらの方が使えます。
音ネタのサンプルは録音しても良し!無料で落ちてる音源を使うも良し!とにかく可能性が無限大なGroove Agentのお話でした。